うすうす気づいておられる方もおられましょうが、年金で暮らせることが分かってしまうと、老後資金はいりません。
お金を抱いたまま墓場まで、というわけにはいかないとすると、使ってしまう方が身のため、社会のため。
FPの萩原弘子さんは「投資なんか、おやめなさい」で書いています。
「実際に介護にかかっている費用は1人平均550万円なので、2人でも1100万円。医療費は老人の場合は高額療養費制度などで負担が極端に低くなっているので、200万円から300万円あれば大丈夫。
つまり、葬式代も含めて1500万円あって、あとは年金の範囲内で暮らせば、老後はなんとかなります。これで足りなかったら、高齢者の9割近くが持ち家なのですから、それを売ればいい。」
「残りの(お金)は自由に使っても構わないでしょう。そのお金は、孫たちと家族旅行に行ったり夫婦で海外旅行に行ったりできるお金ですから、(どうしても投資したいなら、)その中の一部を投資にまわすことは可能でしょう。」
上の話は「投資」に関係した話でしたが、逆に「もう投資などしない」人なら、それこそ、残りはすべて、自由に使っても構わないお金なわけです。
退職し、年金だけで暮らしていける人、お金の束縛から離れて自由に使って良いと。。。
そうなんです。もう、使って良いんです。。。
我が家は年金だけで暮らしていける見通しがついているし、老後資金は私ひとりの暮らしですので、介護や医療、葬式代を考えても1000万円もいりません。
世の年寄りたちが孫たちとの家族旅行や夫婦の海外旅行に、埋蔵金を回すだけでも、きっと日本のGDPが増えて、社会に貢献できることでしょう。
だがしかし、我が家は孫はおらず、妻もいない。
しかたない、孫の分も、妻の分も含めて、じゃんじゃん、旅行に行きましょう。。。。
例えば、1000万円余分な資金があるとすると、年間100万円の旅費を計上すると、10年間いけるわけです。しかし、男の私の健康寿命を71歳とすると、難なく旅行できるのはあと6年もありません。
健康寿命はアンケートの結果であてにならないという説明をしている方もおられますが、健康寿命+死亡までの不健康な期間が3年程度あるということらしい。
私の父は74歳で亡くなっているので、それを乗り越えられるかどうかはわかりませんが、平均的な健康寿命71歳までに体力を使う旅行はしておきたいと考えております。
夫婦で海外旅行に行くと、100万円ではツアー参加では年に1回がせいぜいでしょう。自らチケットとホテルを予約して出かける滞在型で2回程度。
しかし、単身の旅行では同じ予算なら夫婦の2倍行けますので、案外、一生懸命旅行にいかないと100万円は消化しずらい額です。
ツアーに参加してみると、私が選ぶようなツアーは参加者のほとんどがリタイア後の人々、単身参加者は、女性が多く、とくに未亡人が何人もいますし、旦那を置いてきた奥様も何人もいます。
お話を聞いてみると、これまでに南米マチュピチやイグアスの滝など、アチコチ遠方まで行かれている人がほとんど。さすが、女性は老後も足腰も強く、またいつまでもいろんなことに好奇心も強く、感心させられます。
やはり、男性の単身参加者が女性よりも少ないのは、健康寿命が短いことも関係しているかもしれません。
がんばって、消化することにします。
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