私の老後はバラ色でした。
生活苦が無い。仕事のノルマがない。持てる時間は全て私のものだ。。。
の、はずでしたが、現実は、そうは問屋が卸さなかった。。
これは、実は私の性格によるところ大だと思っています。
コロナ自粛のせい?
確かに、一昨年末から、コロナが忍び寄り、旅行に行けなくなってしまいました。
旅行というのは、現実の生活から遠ざけてくれる一番簡単な方法。
毎日ご飯は、他人が用意してくれる。いろんなメニューのものを出してくれるし、自分で作るより美味しいものだし、毎回食卓にはお酒まで付いてくるし。
そして、食後から夕方まで、いろんなところに連れてってくれるし。
上げ膳据え膳のおもてなし。
日本ではつましく貧相な暮らしをしている私は、まるでお大尽になったかのように、現地の高級ホテルで、いつも立派な観光客として振る舞い。。。。良い気分。。
ちやほやしてくれるのは、大好き。とか。
こんなことを定年後、年に4、5回はやっていた無職年金生活者が、昨年より、自宅軟禁生活。
では、代わりに、家の周りで、レストランに通い、豪華なご飯を食べているか? 近所の名所巡りをしているか? 仲間とスポーツに興じているか? 仲間と会合、たまに宴席、カラオケしてるか?
いいえ、実はレストランなど、一人では行かない(行けない)タイプ。一人では楽しめないので、それなら家で自炊していた方が気が楽、と旅行以外ではレストランなどにも足を運ぶことのない生活をしていました。
また、もともと人付き合いが悪い私。スポーツも嫌い。だから、ゴルフや野球やテニス、ハイキングや山登りなど、仲間と行くこともしませんでした。カラオケすらいたしません。
こんな私ですので、テレビで政治家から「自粛だ」と言われますと、本当に「家ごもり」の生活に徹してしまうのでした。
家でやること、実は、現役時代から家にいるのが大好き。趣味は電子骨董。オークションでいろんなものを集めては、時間ができたら、ああしよう、こうしよう、などと考えたりしていたものです。
ただ、現役時代は時間が無かった。それが、いざ、定年退職して、再雇用嘱託時代を迎え自由な時間ができはじめると、まずは、これまでのご褒美にと、まず安楽な旅行に逃避。趣味は棚上げのまま。。
そして、いよいよ自由時間いっぱいの無職年金生活に入ってみますと、コロナで自粛、となりました。自粛って、自分で自分に制限を課すこと。
そこで、コロナ2年目の今年は、正月から張り切って趣味のいろんなものを買い込み始めました。どうせ、自粛するなら、家で楽しめるようにと。
しかし、半年たち、失速気味。。。なんだか、やる気がなくなってしまいました。
「自粛」の重みは、私の生活を蝕み、つまらないものへと変貌していたのかもしれません。
いくら、家で楽しむといっても、「たまにはエビでもたべなくちゃ。。いやになっちゃうよ。。。」の境地です。
こんな私でも、たまには仲間に会わなくちゃ、とか、たまには美味しいもの食べさせてくれるレストランにいかなくちゃ、とか。。
昔は約しい生活をしていたので、家族でたまにしか行けなかったフランス料理店にだって、今なら何回でも行ける身分になったのに、なんだか自粛しています。自分で自分にブレーキかけているものですから、これじゃあ、人生、楽しめませんよね。
これは、自粛病。
今日は地元スーパーは大繁盛。午前中に行ったのですが、家族連れの多いこと。帰省組がたくさん混じっています。
ジジババに混じって、その息子、娘夫婦、その子だもたち(孫たち)が、一同スーパーに参列して、売り場も、いつも見ない豪華な刺身盛り、ステーキ肉、オードブルなど、そして仏壇の花々。
政府が、東京が、「帰省しないように」などと言ったって、なんのその。
もう、日本中、自粛病には、辟易(へきえき)しているのでしょう。
私は帰る家がない? 実家は都会ですし、行っても親は介護施設でご厄介。実家はお盆は7月だし。我が子は同居で、我が家が故郷。妻のお墓は遠く離れた都会ですが、8月は墓参りとは無縁ですし。
私しゃ、自粛病でやる気をなくしていますし。。。
まあ、なるようになる。ケセラセラー。。
はい、今回は、自粛病でやる気がなくなったについて書きました。たまには、ボヤキでおわります。
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