アフガニスタンの受け止め方は3人3様
- 2021/08/18
- 22:57
本日は、政治に無関心な我が子でも「何かあったの?」と聞くくらいなニュースだったようです。
普段、あまり政治的なことは書かない私ですが、このニュースは気になりました。
でも、その気になり方は、3者3様。
定年ブログでも他の方が書いておられました。アメリカは日本をいつまでも守ってくれなくなるかもしれない、とか、あれだけアフガンで復興のために尽力したのに水泡に帰したのか、民主化とは、とかですね。
私は私で、別なことを考えていたりしていました。
日本大使館の人、それは必死だったろうな、てなことをね。アメリカが大使館員の撤退を決め、そのために派兵するというニュース、そしてイギリスが米国のやり方を批判しているニュース
を見た時に、あれれ?日本大使館、残されちゃうの?ということでした。
いつも、動きが鈍く、後手後手に回るからです。
平和裡に政権交代ならいざしらず、首都以外、戦争状態、そして首都包囲、などという状況では、西側大使館も安穏としてられないことは想像に難くない。
日本もアメリカ側の一員と認識されているからです。復興のための自衛隊派遣も、各国の「護衛」の下、復興工事をする、などの形だったはず。タリバンから見れば、日本もアメリカの一味。
私の第一印象は、「米国バイデン大統領、なんてことをしたんだ」ですね。
前トランプ大統領が撤退を決めたって、ちゃあんと、筋道たってたように見えます。タリバンと話つけて、平和裡に撤退の筋道だったのですから。(形はね。)
雪崩現象が起きたのは、バイデンさんの失敗、に見えちゃいます。
さて、そんな政治の話はいいとして、空港が使えなくなると、国外退避もできない。。。
イラン撤退のときには、日本は自衛隊機派遣もできず、また民間だよりだがミサイル発射のリスクがあるため日航などは拒否、結局、トルコに助けられました。
南ベトナムのときには、知りません。
今回は、日本大使館員、「どこかの友好国」の軍用機で脱出できたそうです。発表されていません。でも、よかったですね。脱出できて。きっと外務省、あるいは防衛省?も、いろいろ根回ししていたのでしょうね。
いいかげん、自衛隊機派遣できるよう、法整備したらどうなの?と思ってしまいます。
普段は、お上(役人)にはへいこらへいこらしている人でも、こういう時になると、役人は公僕、空港が閉鎖される最後まで勤めを果たしていて当然、最後は何とかしなさい、と案外冷たい
ものです。
一方で、マスメディア、今度は日本大使館員は脱出したけど、「現地スタッフはおいてけぼり」と報じているものもありました。
でもね、私は思います。現地スタッフって、現地の人なんですよね。なんで、いっしょに国外に逃げなきゃいけないの?とね。
そもそも、アフガニスタンって何?
ロシアも、アメリカも、ちょっかいを出したけど、意のままにはならなかったということ。
ある意味、ベトナムにも似ているといえば、似ているか。中国にも、アメリカにも屈しないベトナム人。対して、支配しようとしたロシア人、アメリカ人にも屈しないアフガン人(そんな人種あるかどうか知りませんが)
アメリカの様に、お金を出して軍隊を訓練し整備しても、無理やりやっているだけなので、時とともに、アイスクリームの様に溶けて消え失せてしまうのです。
アメリカにとっては、建前上は、ビンラディンのような過激派がここで生まれるのを阻止したいだけです。そんなものは、アフガンに限らずどこでも生まれるでしょうが。
何で民主化しなくちゃいけないの? タリバンって悪なの? タリバンだと、女性の権利が云々。。。 別にタリバンに限ったことではございません。日本やアメリカと友好関係にあるサウジアラビアだって、似た様なものなんですよ。
現地人には、現地人の思想があり、価値観があり、生きています。
アメリカやヨーロッパのようなキリスト教国の価値観だけで世界が回っているわけではない。。
いいんじゃないの、放っておけば。と、私は考えてしまうのです。
ただ、日本は西側陣営。スポンサーのアメリカに文句は言わない立ち位置。今後のおつきあいを考えて、いつも適度に付き合い程度に振舞っています。まあ、しかたないか。
今回は、バイデンの失敗ということで。
それにしては、いつもとは違い、日本大使館員、置いてきぼりにならずにまずは良かったね、ということで。
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