戦争でヨーロッパが遠くなる
- 2022/03/03
- 21:07
ロシアのウクライナ侵攻は、私たちの旅行事情にも影響を与えそうです。
何を呑気なことを?とお思いでしょうが、結構深刻な事態だと思います。
まずは、これ。
ロシア、欧州の飛行機発着を禁止、対ロ制裁への対抗措置
2022年03月01日 JETROビジネス短信
ロシア、飛行禁止の37ヶ国と世界の運航への影響
3/3(木) 6:01 タワーマン元航空管制官
実は、欧州EC側では、ロシアの侵攻に伴い、ロシアの飛行機のEC領空への飛行に制限を設けました。これに対抗してロシアもECの航空会社の飛行機のロシア上空への運行を禁止したわけです。
私のユージンUは、ブラジルからドイツ経由でフランクフルトから2月24日にルフトハンザ羽田行きに乗る予定でした。彼は空港でうろうろしていたため、搭乗の5分前についたため予定の飛行機に乗り遅れてしまい、翌日のANA便に変更したのでした。
さて、羽田に向けて飛び立ったルフトハンザ、彼は実は後で知ったそうなんですが、モスクワ上空まで飛んだ後、なんと「引き返した」のだそうです。ロシア上空での運行の禁止が発動したのですね。
彼は知らぬまま、翌日のANA便で無事、日本に帰れました。実は、この時点では、日本の航空会社は、ロシアの禁止に含まれていなかったのです。
今でも、禁止はされていない。なので、JALもNも現時点では両社とも通常の飛行ルートで欧州路線の運航を続けているのだそうです。
ロシア上空回避の飛行ルートすでに検討=ANA・JAL両社長
2022年3月2日5:47 午後 REUTERS(ロイター)
だが、時間の問題かも。
つまり、日本とヨーロッパを結ぶ空路は、冷戦時代は米国アラスカの「アンカレッジ経由」があたりまえでした。
42. 旅の思い出 アンカレッジ経由 (2017.6.5)
じゃあ、アンカレッジ経由が復活するのかな?と思ったら、どうも、現在は、「ロシア上空を通らないルート、ロシア上空よりも南下する飛行ルート」を検討しているようです。
ただ、「東アジアーヨーロッパ間のフライトは、中央・南アジアや中東を経由するルートを選択せざるを得ない」ため、「相当の過密状態が生じると予想される」のだそうです。
いま、欧州系の航空会社、ブリティッシュも、エールフランスも、ルフトハンザも、ロシア上空を飛べないので、日本に来ることができない状態。
使えるとしたら、アラビアのカタール航空とかトルコ航空。ギリシャやトルコ行くなら私も乗ったことあります。ここを経由してヨーロッパに行く手が残っていますが。
これがいつまで続くのでしょうか。何年かダメでしょうね。
これって、旅行だけじゃなく、ビジネスにも大影響。
30年前に戻っちゃった感じです。
中央アジアは過密状態なので、残るは南回りか、北回り。
アンカレッジ、復活するかもしれません。
なので、ヨーロッパは遠くになりにけり。。ですね。
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