一難去ってまた一難。
我が家では、かつて、貯蓄は「元本保証」の個人向け国債に頼っていた時期がありました。利子も結構付いていたと思います。
お金が貯まるようになったのは住宅ローンを返済し終わった2001年(H13年)頃からで、この頃から毎年のように妻と2人で個人向け国債を買っていました。
たいした額ではありませんけど。
しかし、退職金を手にする2014年(H26年)にはすっかりと利率は無くなっていました。

図は変動型を購入した場合の半年ごとの利金。ここ10年の推移です。利率が下がるまでは固定型10年や5年を購入していました。
最後に購入したのはH24年1月の5年物、利率0.33%、それにH25年7月の5年物、利率0.3%でした。当時は、利率が上昇したときの買い直しを考えて、10年でなく5年を選択したのですが、大きな間違いでした。
ひとつは今年1月に満期を迎え、もうひとつは7月に満期を迎えます。それ以外は情けないことに0.05%の時代になってから更新したものしか残っていません。
イオン銀行の普通預金が0.1%なのですから、いまや国債を買う意味がありません。
もちろん、今の時代、1000万円以上であれば、10年物を買えばキャンペーンとして数万円キャッシュバックというものが各種証券会社にあるそうです。これをもらって数年で解約すれば、多少の利ざやをかせげるそうですが。
しかし、我が家では、もう複雑な運用はしたくありません。
イオン銀行もすでに口座を持っており、国債償還分を送り込むという方法はあっても、ペイオフの上限1000万円を考えれば、そうそううまくはいきません。
小口の300万円では利子は年間3000円。税引きでおおよそ2400円。送金手数料が800円ちょいとして、実質1600円。しかも、イオン銀行はメイン銀行でないので、いずれまたメイン銀行に戻す必要があれば、また送金手数料が取られます。
ここらが潮時。
そもそも、元本保証のリスクを取らない方法が銀行預金であったり、個人向け国債であったりしたわけでして、これをあっちこっちに移動して僅かな小銭を稼ごうとする、
実質1600円の利子を得るために車を運転して銀行に行き、通帳を出して口座間送金の手続きを行うこと自体が、多大な時間と事務手続きの誤りを発生させる大きなリスクを伴っています。
我が家も4月からは、扶養家族もいなくなり、生活費は年金だけでも十分になります。もうむりして働く必要もありません。いつ、仕事をやめても良い状況。
1600円は時給1時間か2時間の労働ですが、もうずっと仕事をやめても良いということは、1600円はなくても良いということ。
やはり、満期を迎えた国債償還金は、そのままじっと寝かせておいたほうが良いかもしれない。今年1月に満期を迎えた償還金も普通口座に入ったままにしてあります。7月もきっとそうするでしょう。
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