FC2ブログ

記事一覧

旅の補足 トロイ発見のシュリーマンのその後







シュリーマンは、ドイツに生まれ、幼いころ聞かされた絵本にあった「トロイ」の炎上の話(ホメロスのイリアスの)の挿絵から、その存在を信じ、大人になって商売でお金持ちになり、その後引退して、遺跡発掘に乗り出し、ついに「トロイ」を発見するというもの。

日本では、とても有名な話で、「りっぱな人」としていつも取り上げられています。

 トルコ旅行に行ってから、トロイの記事

364. トルコ(2) 出発、そしてトロイ遺跡とアイワリク宿泊(2018.7.16)

を書きました。現地で買った
ガイドブック(ムスタファ・アシュクン、改訂版 トロイ ー神話と真実ー 2013)
B374-1トロ2018-07-28

では発見した財宝の取り扱いについてはある意味否定的な内容も含まれていました。オスマントルコ時代にあって、発掘許可やお宝を発見した場合のとりきめなど無視して、お宝は隠して持ち出し、ギリシャからベルリンへ渡ったとありました。

ガイドブックでは1980年代後半までの記事しか掲載されていませんでしたが、その後、ベルリンから戦後ソ連(現ロシア)モスクワのプーシキン博物館へ渡ったそうです。(大村氏の本では1994年発見とある)

、実は、シュリーマンが発見した財宝はトロイより1000年以上前の王国の財宝といわれていますので。トロイの財宝は戦争により略奪されたので残っていないのも当然という記述もでてきます。

そのトロイより前の時代のシュリーマンが持ち帰った財宝も、ベルリンにわたり、さらに第2次大戦でロシアに奪われたのも皮肉なことです。

さて、その後、トロイ遺跡のことが気になって、地元図書館によったときにトロイのことを調べてみました。

 そして、私の住んで居る田舎の図書館にもトロイの本がありました。

 大村幸弘「トロイアの真実」山川出版社、2014.3.30発行
B374-2トロ2018-07-28

なんと、著者は、トルコのアナトリア考古学研究所の所長なんだそうです。

日本人が、あのトルコの大地で、1972年以来、一生涯をかけて、発掘調査をしていたなんて、驚きです。

私が「トロイ」遺跡を見学したとき、穴だらけで荒れ果てた様子に「見捨てられた遺跡かしらん?」などと思ったものですが、いやいや、そうではなかった。

トルコでも、淡々と、考古学調査が行われてきたし、トロイでも十分すぎるほど調査されてきたことがわかりました。

ただ、それらを素人でもわかるように展示したり、遺跡を復元、整備したりする努力が足りないのだと思いました。

大村さんの本からわかった最近のこと。
シュリーマンさん、考古学の分野では、意外と見直されていました。

もちろん、素人が穴だらけにして、発掘した遺物の出土場所などの記録もしなかったトロイ遺跡での所業は、今日でも非難されていますが、一方で、シュリーマンはその後、後継者と共同で「トロイの文化編年」を作ったことにより、トルコ(アナトリア)の考古学の基礎を作ったという意味では、考古学界でも評価されている、ということがわかりました。

さらに、おもしろいことには、「トロイ」は、シュリーマン以後、米国人ブレーゲン1932年-1938年、ドイツ人コルフマン1981-88年により調査が行われたし、世界遺産にもなりました。

しかし、今日でも、「トロイ」遺跡としている場所「ヒサルルック」が、本当のトロイだったかどうかの考古学的な確証は得られていないのだそうです。

つまり、「はじめに言ったもの勝ち」なんですね。。。

にほんブログ村ランキングに参加しています
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 定年後の暮らしへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 第二の人生・第三の人生へ

にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ
にほんブログ村
人気ブログランキングにも参加しています


セミリタイアランキング


シニアライフランキング


節約・貯蓄ランキング
スポンサーサイト

コメント

No title

トルコ旅行、お疲れ様でした。
ボスボラス海峡にかかる大橋は、日本のゼネコンの技術の賜物ですね。
ヨーロッパとアジアの架け橋、、、確かに絶景ですね。
カッパドキアはじめ、トルコに興味はあるのですが、
何せ乾燥地帯は苦手なので、楽しく拝読しました。
高校時代に、シュリーマンの「古代への情熱」を読み、彼の地に栄えた文明に
思いを馳せました。
改訂版「トロイ」の表紙は、一騎打ちで命を失ったトロイヤの王子ヘクトルの亡骸を、馬車で牽いていくアキレウスの様子ですね。
その夜、トロイヤ王プリアモスが夜陰に紛れ、アキレスの元を訪れ、
「息子の亡骸を返してくれ、葬儀をあげたいのだ」と懇願するシーンが、
映画でも出てきました。
現実でも誇張でも、ドラマチックですね。

Re: No title

コメントありがとうございます。
> 高校時代に、シュリーマンの「古代への情熱」を読み、彼の地に栄えた文明に
> 思いを馳せました。
いやはや、おみそれしました。

> 改訂版「トロイ」の表紙は、一騎打ちで命を失ったトロイヤの王子ヘクトルの亡骸を、馬車で牽いていくアキレウスの様子ですね
言われてはじめて気づきました。確かに、首があるのでそのようですね。本の中には別の絵画もありました。

トルコはみるべきところが多すぎました。
乾燥地帯、と言われてみれば、そうだったかしらん?

ツアーでは毎日、ペットボトルの水が無料で2、3本配られ、バスの休憩のたびにチャイやコーヒーも飲み、意外と快適に過ごしました。ただ、夏だったので暑かったのです。

ホテルでは水着を持っていけば、温水プールや温泉に入れるところが何箇所かありました。はいりませんでしたが。
その意味では、ギリシャよりもなかなか快適な旅ができたと思っています。

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

11月 | 2018年12月 | 01月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -


プロフィール

セミぺんしょなーまん

Author:セミぺんしょなーまん
さらりーまん定年退職後、再雇用で働く半年金生活者。地方在住。定年退職後5年目。再雇用で月5日だけ働く怠け者。妻亡き後、家計簿をつけ我が家の財政を掌握、年金だけで生活できる見通を得る。うん、うちも一流の中流だな。休みはネット三昧、年数回の海外旅行にも出かける。4年間おひとり様生活満喫したが、今年から子が社会人になり再び同居生活。ほとんど専業主夫になりかけ、脱出策を模索中。
プロフィール画像は私の顔ではありません。東京駅八重洲口地下の「八重洲」の語源ヤンヨーステン(オランダ人)の像を何年か前に撮影したものを使用。

フリーエリア

にほんブログ村ランキングに参加しています