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老後資金の取り崩しはどのくらいの割合でおこなう?







 WEBを彷徨していますと、たまに、

「老後のお金の引き出し方」 Diamond Online 4/24(水) 14:30配信
とか、いろいろ、出てまいります。

要は老後資金、いかに消化していくか。。です。お金の使い道は問わず、引き出す金額だけ議論しています。

そこで登場する4%ルール。資産の4%だけを取り崩して使う、と、資産が減らない。。。。
これは資産を投資に回している場合の話です。

 米国では、ウィリアム・ベンゲン氏が、「4%ルール」(毎年の引き出し額を退職当時の資産総額の4%に相当する額(インフレ調整あり)にとどめれば、「資産をへらすことなく」以降30年間は生活を維持することができる)というルール、を生み出したそうです。

 日本のセミリタイア界隈でも、こうした投資と生活を実践している人もいそうです。

老後資金の「4%ルール」はもはや通用しない
2013 年 11 月 12 日 08:51 JST 更新 The Wall Street Journal (日本語版)

さて、日本では、老後資金は、「年金の不足分を補填するために使う」、のが主流となっているようです。

 逆に言えば、もうリタイアしてしまった場合、老後資金は増えません。さて、私たちは、一体いくらまでなら補填に使えるか、使って良いか、どのようなペースで使えば良いか、が問題ですよね。

 上記の米国4%ルールは、破綻のリスクもはらんでいるのは当然です。

 我が国の場合、老後になって初心者が老後資金を投資に回すなんて丁半博打そのもの、リスクを回避して、利子もつかない銀行預金の「取り崩しだけ」を選択しますと、資産は確実に減少していく、いつかは底をつく。

1) 定率取り崩しの場合

 資産の4%から1%までの4ケースについて取り崩した場合の計算をしてみました。

B571-1老後2019-04-27

 65歳で老後資金は3000万円あるとします。65歳から20年、85歳までを示します。

毎年4%引き出すと、男性なら81歳あたりで、老後資金は半分の1500万円まで減るのがわかります。毎年1%しか引き出さないと2500万円残っています。

 さて、4%の実力っていったいどのくらいなんでしょう。3000万円の4%は120万円。初回の65歳は、120万円、月額10万円引き出せます。どこかで聞いた額?

 これは、総務省統計の家計調査の年金収入額に、どこかの銀行協会だったかくっつけたゆとりの資金月10万円の補填が必要、という10万円です。

B571-2老後2019-04-27

 ただ、一定額で引き落とすと、年120万円(月10万円)は、3000万円ですと、25年で底をつきます。まあ、25年としても90歳なんですけどね。

 この点、一定の率で引き出すと、底をつくことはありませんが、引出額自体が年々減少していきます。

 4%の場合は、65歳の次の年から115万円、111万円、106万円と減っていきます。月額では約9.6万円、9.2万円、8.8万円。81歳では62万円、月額5.1万円となります。

 これで足りるか?という議論はあるでしょうが、例えば、年金で生活が成り立っている人は、「ゆとりの資金」に過ぎないので、なくても困らない月々使える余剰金が、年々減っていくだけとなります。

 こうしてみると、4%の引出しですと、平均寿命81歳あたりまででも資産半分しか減りません。

3000万円あれば、男性の健康寿命72歳には、年額90万円、月額7.5万円ですし、それからは、旅行も行かずあまり消費もしなくなるとすれば、平均寿命81歳でも資産半分残っていますし、何の心配もいらないかもしれません。

2) 定額取り崩しの場合

 定率で取り崩しは、額の計算が面倒。
 もし、3000万円あったなら、こんな引き出し方も。

 男性の健康年齢71歳まで120万円。これで旅行もいける。
 男性の平均寿命81歳まで、60万円。旅行も行かなくなれば消費も減る。

 以下50万円。

B571-4老後2019-04-27

このような引き出し方をすれば、グラフをみるとわかるように、81歳でも資産の半分残っています。
定率のような細かい計算をしないでも、残る資産は同じというようにできます。

B571-3老後2019-04-27

私だったら、こんな使い方をしたいですね。

以上は、あくまでも3000万円あった場合の話。
 
本当は、全部つかっちゃいましょう、といままで書いていたのに、こんどは、心配で、全部は使えない、みたいな話です。

ですが、ご夫婦で暮らしている場合、男性が81歳で亡くなっても、まだ残された女性にとって、金融資産、半分残っているのは心強いかもしれません。

このような使い方ができる人は、とりあえず年金だけで暮らせて、老後資金は、ゆとりの暮らしのためだけに使える人です。ねんのため。

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コメント

配当金で旅行

こんばんは!

預金の取崩は、自分達の余命期間が分からないので難しい問題ですね

私は、老後の必要資金(介護・病院・葬式)の2人分を除いて、全部なくなっても良いと思っていますので、計画的に取崩する等考えた事ないです。
(無くなれば、遊びに行かないだけ)

私の場合、老後の必要資金以外は総て株式投資しています。

ただし、株価を上下を気にしない事と通常の生活は年金で賄える事が前提ですが。。。

私は、結構旅行等で使っていますが、金融資産殆ど減っていません(配当金で遊んでいます)

優良株で高配当銘柄を買っていますので、配当金が4%以上あります。

配当目的ですので、株価下落等全く気にしていません。

平均配当4.5%位ありますので、結構な配当額になります。

5年後22.5%下がっても銀行預金で放置しているのと同じ結果(騰がる場合もあります)

Re: 配当金で旅行


> 私の場合、老後の必要資金以外は総て株式投資しています。
> (無くなれば、遊びに行かないだけ)
> 優良株で高配当銘柄を買っていますので、配当金が4%以上あります。
> 5年後22.5%下がっても銀行預金で放置しているのと同じ結果(騰がる場合もあります)

資産が減らずに、ずっと配当金だけで遊んで暮らせる、それは誰しも抱く理想の姿。。。
とてもうらやましく思います。

私は気が付いた時にはもう定年でしたので、株式投資は遅かりし状態。

いま持っている銘柄の配当金は1%程度にすぎません。これではスズメの涙。
配当金で遊ぶためには、「優良株で高配当銘柄」を勉強して、さらに全額投入。。。

なんてこと、いまさらできないし、よくよく考えたら、十数年前に考えもせずに株を買って失敗した身、そもそも金儲けのセンスがないこと自覚したはずなんです。なので、私の株式投資もちょっとした節約にしか寄与していません。

こんな人間は、やはり、老後資金の主体は預貯金、その取り崩しだけで、いくべきかと。

日常の暮らしが年金だけで済むならば、冒険をする必要はないので、私一人楽しく遊ぶ費用の捻出は、今ある資産の取り崩しだけで十分、あるいは、十分なように節約していけばよい、と考えている次第です。

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プロフィール

ぺんしょなーまん

Author:ぺんしょなーまん
 さらりーまん定年退職後、再雇用5年続けるも目出度くそれも卒業、晴れて無職、完全年金生活者に。地方在住。現役中に妻を亡くし家計簿をつけ財政を完全掌握、年金だけで暮らせることを確信。うん、うちも一流の中流だな。老後は独居老人かと思いきや我が子が社会人になり再び同居。炊事洗濯家事親父の専業主夫業のわなにハマるが、そのかたわらネットでどんぶらこと世界に漕ぎ出し、また年数回の海外旅行で家から逃げ出す。(まるで主婦じゃないか?)
(注)プロフィール画像は私の顔ではありません。東京駅八重洲口地下の「八重洲」の語源ヤンヨーステン(オランダ人)の像を何年か前に撮影したものを使用。

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