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家を建てるときの親の援助ありなし 金持ちはそれなりに 貧乏はますます貧乏に







 最近、webを漂っていて読んだ人生まるごとシミュレーションの別の印象

(1) 住宅の購入と賃貸

賃貸か購入か、どっちが得? 900万円夫婦の住まい
人生まるごとシミュレーション(3)2017/3/17(日経スタイル マネー研究所)川崎慎介

 モデル家庭(夫35歳、妻31歳、共働き、年収900万円、子2人で、貯蓄は既に1600万円。(生涯平均賃金は1000万円超を想定)、5500万円のマンションを購入すると、老後90歳で1700万円の資産残。住宅取得維持のコストは9520万円、一方、生涯賃貸でも9386万円としている。

 生涯平均賃金が1000万円超でも子2人を大学に出すための教育費支出の時期が住宅ローンの返済と重なるので、マンション購入後預貯金は400万円まで下がり、現役時代は両支出で少し厳しいが、それでも500万円程度の預貯金を維持している。退職後は子が巣立ち一挙に余裕が、という結果。

B78シミュ2017-07-16
「賃貸か購入か、どっちが得? 900万円夫婦の住まい」より引用

 一方、賃貸の方は実は、「世帯年収900万円夫婦の子育て 何人までなら大丈夫?」人生まるごとシミュレーション(2)2017/3/2(日経スタイル マネー研究所)川崎慎介

で、子供1人から3人までのシミュレーション結果を載せています。

 この結果から、5000万円のマンションに51年住むのに購入派も賃貸派も同じ額約9000万円の費用が結果的に必要と言っているのに、賃貸派は子3人を余裕で送り出すことができ、一方の購入派では子2人でようやっと、なのは何がちがうのでしょう?

 それは現役時代の住宅費支出にありました。賃貸派は月々16万円の家賃の支出のみ(40歳から65歳、25年、4800万円)だが、購入派は月々ローン返済21万4500円、管理費2万円、計23万4500円と、月々7万4500円(年間89万円、25年で2235万円)も多く支出している点です。さらに固定資産税も。これは子1人3000万円の教育費に匹敵します。

 住宅購入派は住宅という資産が形成できるメリットはあるのですが、クリヤーすべき問題は、支出が重なるローン返済時期をいかに資金不足にならずに過ごすかという点です。

(2)親が一部援助した場合の循環効果

 住宅購入

 さて、問題はここから。住宅の購入に親が資金援助をしたらどうでしょう。たとえば、購入時に親から1000万円の援助があると、現役時代の住宅ローンの総額が小さくでき、かつ返済の期間を短縮できます。さらにマンション購入後の預貯金が底をつく事態も改善でき余裕ができるでしょう。

 そして、夫婦が老後になってから、子供が家を購入することになったとします。そのまま、ぜいたくな暮らしをせずに普通の暮らしをしていたならば、夫婦には1000万円が余分に残っているはずです。

これをそのまま子に贈与したとしましょう。これは1000万円を住宅購入時に借用し、それを老後返却するのと全く同じことと思いませんか?しかも、金利不要。一族は常に栄える?

 つまり生涯年収は十分あるのだが、教育費や住宅購入で一時期に多額の費用が必要な場合には、やはり資金が不足するので、こういったお金が生きてくるのです。うまく維持すれば、このお金は減りません。(実際には贈与税などで減りますが)

 実際、頭金の援助として500万円の贈与があった場合には贈与税は20万円。残る500万円は、不定期に年間110万円以内の贈与を受ければ無税。長いローン返済の間には無税で500万円も受け取れるでしょう。

問題はネットでも出ている、恩義を着せられるのはいや、とかの嫁と姑の確執、親兄弟の一族の財産問題など、がクリヤーできること。

 教育費

 同じことが教育費にも言えます。先のシミュレーションでは子一人に3000万円の養育費・保育・教育費が必要として盛り込まれていました。特に高校2年から大学4年までの費用は805万円としています。

このシミュレーションでは夫婦が負担していますが、家計が苦しい家では、子が自分で稼ぎながらあるいは奨学金(学生ローン)を借りて工面せねばなりません。

 これも、ある意味「親が援助」するケースにあたります。親が全てを支払い、そして、子が自分で家庭をもったときにまた同じことをする循環です。

我が国では、家の購入時に親が夫妻にお金を渡すときは贈与、夫妻が子に教育費を支払う場合は「当たり前」のこととして「無税」なのが常識ですが、

(しかし、欧米では一般家庭は大学進学の費用は出さない(で良い社会的仕組みになっています)例からもわかるように、これは日本社会のこれまでの風習、伝統なのだと思います。

ところが、いまは大学進学率が上がり、誰もが進学志向を強めたために、大半の学生(50%以上)が未来の収入を質入れした学生ローンを借りる時代になってしまいました。

 こんな時代にあって、親が全額を出す家は、子が将来の借金を背負っていない分だけ、子の将来の家計上の負債がないわけで、金持ちはそれなりに、貧乏人はますます貧乏へと向かうことになります。

 以上、見てきたように、住宅購入にしろ、教育費支出にしろ、親の援助の存在が実に大きいことに、今更ながら気づかせられました。

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プロフィール

ぺんしょなーまん

Author:ぺんしょなーまん
 さらりーまん定年退職後、再雇用5年続けるも目出度くそれも卒業、晴れて無職、完全年金生活者に。地方在住。現役中に妻を亡くし家計簿をつけ財政を完全掌握、年金だけで暮らせることを確信。うん、うちも一流の中流だな。老後は独居老人かと思いきや我が子が社会人になり再び同居。炊事洗濯家事親父の専業主夫業のわなにハマるが、そのかたわらネットでどんぶらこと世界に漕ぎ出し、また年数回の海外旅行で家から逃げ出す。(まるで主婦じゃないか?)
(注)プロフィール画像は私の顔ではありません。東京駅八重洲口地下の「八重洲」の語源ヤンヨーステン(オランダ人)の像を何年か前に撮影したものを使用。

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